続きの一日一絵本(#431〜436)

続きの#一日一絵本
4/18〜5/11に読んだ絵本です。


#431『こひつじ まある』
(山内ふじ江 岩波書店)

ぬいぐるみの まある。
もぐらの赤ちゃんをかあさんに
届けなくちゃ。
扉の絵から引き込まれます。
素敵なのは、花も木も小川も動物たちも
まあるを助けてくれること。
みんなが優しさを輝かせていること。

サーフィンで波待ちしている時、
魚も海鳥もみんな一緒に海にいて、
”みんな同じ。同じ生きもの”って
感じることがあるのだけれど、
この絵本からも、それを感じました。
みんな、自然の中の同じ命と。
ふんわり優しいおはなしなのに、
不思議な魅力があります。


#432『あさえと ちいさいいもうと』
(筒井頼子/ さく 林 明子/ え
福音館書店)

お留守番を頼まれたあさえ。
いもうとのあやちゃんと遊んでいたはずが。
おねえちゃんとしての気持ち。
不安に胸がキュッとなる気持ち。
最後の絵の温かさが大好き。


#433『はんなちゃんがめをさましたら』
(酒井駒子 偕成社)

夜、目が覚めた はんなちゃん。
チロとふたりで、こっそり、ひっそり。
静かな胸の高鳴りが伝わる。
憧れに手が届く夜。この朝の空の色を
彼女は覚えているかしら。
絵がとても素敵。


#434『いてもたっても』
(たけがみたえ 小学館)

生きものたちが言うのです。
「いてもたっても いられない」
窓辺のこけしは思います。
それって、どんなきもち?
風薫る5月にぴったりな絵本。
すべての色が躍動しています。
いてもたってもいられずに。

声に出して読むのも楽しいです。
生きものたちと、静かなこけしちゃんの
対比が。

新緑が眩しくて、鳥のさえずりが賑やかで、
花も、虫も…それぞれが、喜びいっぱいに
輝きを放つ季節。

きっと誰もが感じていた、この5月の風景を
こういう言葉で表すたけがみさんは、
すごいなぁと思います。


#435『わたしと あそんで』
(マリー・ホール・エッツ
よだ・じゅんいち/ やく 福音館書店)

動物たちと遊びたい女の子。
見つけては声をかけますが…。
優しい色と、見守るお日さまが印象的。
”それだけでうれしい”
誰かと心が通じ合うってことは。


#436『ここはおうち』
(谷川俊太郎/ ぶん junaida/ え
ブルーシープ)

ずしりと重いボードブックの見開きに
現れる、とびきりの絵と言葉。
ポスターみたいな吸引力。
見入ってしまう。素敵。
”いきたいところへ いっちゃう わたし”が
特に好き。今日は。今は。


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