続きの一日一絵本(#495〜501)

続きの#一日一絵本
5/22〜7/15に読んだ絵本です。


#495『ガラスのなかのくじら』
(トロイ・ハウエル&リチャード・ジョーンズ
椎名かおる/ 訳 あすなろ書房)

すいそうに すんでいる
くじらのウェンズデー。
あるひ、とおくに みえたのは。

胸の奥深くに沈む美しいブルー。
勇気をくれます。素敵。


#496『ふるかな ふるかな?』
(キム・ジョンソン/ さく
せなあいこ/ やく 評論社)

おうちの犬と一緒に、
雨を待っている女の子。
コート、ながぐつ、かさ。準備万端。
待っているふたりの愛らしいこと。
ラストには笑みがこぼれます。
裏見返しもかわいい。


#497『ぼくのすみっこ』
(ジョオ/ 作 かみや にじ/ 訳
ほるぷ出版)

部屋のすみっこにやってきた、カラスの子。
そこにすきなものをあつめて……。

こんな風に絵が描かれた絵本は初めて。
余白がいい。広がりがいい。
自分だけの空間を作る。
人生みたいだ。


#498『おやすみ おやすみ
みんな おやすみ』
(かのう かりん 金の星社)

こういう姿で眠るのね、動物たちは。
色も寝顔もとろけそうにあたたかい。
幸せな寝息が聞こえます。
ここに流れている時間が、
世界のどの子にもありますように。


#499『ほしにむすばれて』
(谷川俊太郎/ 文 えびなみつる/ 絵
文研出版)

星、月、夜空。
「ぼく」が語る、おじいちゃんのこと。
夜空でつながっていると思えたら、
寂しくないね。
変わらずそこにあるものに、
素直に心が開かれる。
静かであたたかい絵本。


#500『なつだね』
(合田里美 岩崎書店)

風も。匂いも。街の様子も。
気持ちがはやって、待ちきれなくて、
駆け出すこの子と一緒に、胸が高鳴る。

舞台は鎌倉。
いつも見ている風景があって
嬉しくなりました。

なつは、夏の海は、特別。
今の気分にぴったり。


#501『もりのあさ』
(出久根 育 偕成社)

女の子は、朝の森へ。
踏み心地や匂い、そこにいる動物たち。
森の中で、彼女はどれだけのものを
受け取るのだろう。
みずみずしい感性で。
見返しから、私たちを連れて行ってくれます。
日常の中の、彼女の素敵な森へ。


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