一日一絵本(#155〜161)

明日は、中秋の名月ですね。
お月、見えますように。

#一日一絵本
9/2〜9/8に読んだ絵本です。


#155『ゾウがあのこをすきになると』
(ダヴィデ・カリ/ ぶん アリーチェ・ロッティ/ え
橋本あゆみ/ やく 化学同人)

想いが伝わってくる素敵な絵。
誰かを好きになるきもち。
かわいさにふふっと笑う。
見返しも文字も紙の手触りも好き。


#156『くつしたくん』
(中川ひろたか/ ぶん 100%ORANGE/ え
ブロンズ新社)

”きいろい くつした たたた
あかい くつした ととと”
言葉のリズムが楽しい絵本。みんな、にっこり。
道ばたに落ちている赤ちゃん靴下を思い出します。
あれ、和みますよね。


#157『まちの ひろばの どうぶつたち』
(井上コトリ あかね書房)

町の広場に住む、誰も知らないどうぶつたち。
なぜかというと……

路面電車を待つベンチのシーンが大好き。
こんな風に、見えない優しさに包まれて
いることが、きっとあるね。


#158『夜をあるく』
(マリー・ドルレアン よしいかずみ/ 訳
BL出版)

夜中、町をぬけて、山道をすすむ。
青いページに、あかりだけが浮かび上がる。
五感が研ぎ澄まされて、あるく夏の夜。
家族の思い出の中にこの夜があるのは、
なんて素敵なんだろう。

私も自分の「夜をあるく」を思い出しました。
暗闇の中、アンコールワットを目指して
歩いたこと。満天の星。


#159『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』
(柴田ケイコ KADOKAWA)

どろぼうをやめて、パン職人になったパンどろぼう。
おいしく焼けたぶどうパンを盗まれて……!
絵も台詞も面白い。読み聞かせ楽しそう。
秋にぴったりなお話です。


#160『ごちそう たべに きてください』
(茂市久美子/ 作 しもかわら ゆみ/ 絵
講談社)

ごちそうするのが大好きなうさぎ。
くるみやどんぐりを集めたら、手紙を書きます。
リアルで表情豊かな動物たち。
冬を越す気持ちも伝わってくる絵本。


#161『とおいまちのこと』
(植田真/ 作 nakaban/ 絵 佼成出版社)

『みなとまちから』の”ぼく”から、
雨の日に届く手紙。つながっている2冊の絵本を
行き来しながら読むのが楽しい。
紅茶の香り。穏やかであたたかい時間。
離れていても、どこか似てる。

スケッチブックを思わせる形も好きな
この2冊。