一日一絵本(#57〜63)

#一日一絵本
5月、毎日読めました。
見てくださって、ありがとうございます。
(Twitter @airimika)

5/27〜6/2に読んだ絵本です。


#57『あめのひのくまちゃん』
(高橋和枝 アリス館)

溶け合うあめのひの色が素敵。
心が落ち着く。雨の匂い、
いろんな雨の音に包まれます。
「あめのひって きれいだねえ!」
心配になったくまちゃんを、優しく
送り出すおかあさんも素敵。


#58『ぼくはいしころ』
(坂本千明 岩崎書店)

声をあげずに暮らす野良猫。
いしころと同じ。”だまっていれば
ぼくらは へいわだ”

ある晩に声をかけられた、ぼく。

同じ切なさを抱えた人にも
こんな出会いがあってほしい。
目の表情が印象的。

モデルになった猫は、(昨日読んだ
『あめのひのくまちゃん』の絵本作家さん)
高橋和枝さんの『うちのねこ』と
同じ猫なのだそうです。

こういうつながりや制作話を聞くのも
楽しいですよね。


#59『せかいいちのいちご』
(林木林/ 作 庄野ナホコ/ 絵 小さい書房)

シロクマのもとに、ある日届いたお手紙。
シロクマのときめきが微笑ましくて懐かしい。
きっとみんな経験あるはず。
一粒のいちごの美しいこと。
大人が読みたい絵本。


#60『ごぶごぶ ごぼごぼ』
(駒形克己/ さく 福音館書店)

ページにまるい穴。きれいな色がのぞく。
指を入れたり重ねたり。ことばは擬音語だけ。
ぷく ぷく ぷくん じゃわー
ぷわ ぷわ ぷわ
色と音が心地よく、不思議な魅力があるのです。


#61『まいにちがプレゼント』
(いもとようこ 金の星社)

心が静かになる絵本。
雪の日に心がしんとなるように。
そして背中を押してくれます。
present プレゼントの別の意味。
あぁそうかって嬉しくなる。
きょうも”あたらしい あさです。”


#62『まだまだ まだまだ』
(五味太郎 偕成社)

見ていて気持ちがいいのは、
この子がただ走りたくて走っているのが
わかるから。周りは、日常を送る
人や動物たち。
いつのまにか自分も一緒に走っている。
かけっこは、楽しんだもの勝ち!


#63『あおいアヒル』(リリア
前田まゆみ/ やく 主婦の友社)

ワニのあかちゃんを大切に育てた
あおいアヒル。
やがて、いろいろなことを
忘れるようになります。
色数を抑えた絵が優しい。
いつかこの現実を迎えても、
心の隅で支えてくれる気がします。