とりあえずフラット

（忙しいのに、ありがとう！）

作曲家で、TVCMの現場経験豊富な彼。

私とは視点が違うから、とても新鮮でした。

そして、勉強になった！

どのテイクを良しとするかは、それは、人によって、

制作意図によって、まちまちだと思うのだけれど

録音を聞いて、私が”これかな？”と思うものと

彼が”これがいいのでは？”と言うものが

ことごとく違う。

理由を聞いて、聞き直す。

すると、全く違って聞こえてくる。

結局、やすちんチョイスのほうがいいね、ということに。

後半はチョイスも合ってきました。

ずっとナレーションの勉強をしていると

知らず知らずに型にはまっているのね。

きれいに正しく読むために、抑揚が誰も皆同じになったりする。

だってそれが、プロの音遣いの基本ラインだから。

ナチュラルメイクは、すっぴんとは違う。

ナレーションは、そういうものだと思っていました。

バレエと同じ。

ただポーズを取っているだけでは、きれいに見えない。

指先まで美しく、凛と芯の通った姿勢で、

常に見えない糸で上から吊られているように…

必要な部分に力を入れて、初めてきれいに見える。

でも、ナチュラルNAでは、すっぴんもアリなんだと知りました。

型から出るのが難しいのだけれど

とりあえず、フラット。の感覚が

少しわかったような。

もっと自由になれたらいいな。

楽しみになってきました。

やすちん、新しい視点をありがとう。