赤坂のスタジオで、ボイスサンプル録り。
これまでとは違った思いで臨みました。
それが読みに表れているかどうか。
仕上がったものを聞いてみるまでわかりません。
(毎回思うのだけれど、チェックのためにブースの中で
聞かせて頂く時は、何だかいい感じに聞こえるものなのよねぇ)
まぁ、悔いはなし!
そして。
今日は、母の手術日でした。
胃にがんが見つかり、3/4以上を切除する手術。
私は、がんかもしれないと聞かされた時も
そうだと確定した後も、全くドキドキしなかった。
Sちゃママ&パパのことで(二人ともがんで亡くなっています。
末期がん患者の家族として過ごした時期が何年もあったので)
免疫がついてるんだなぁ、強くなったな、と思っていました。
それに、絶対最悪の事態にはならないという確信があったのです。
なんてったって母に関しては、神秘十字が3つもあるんだから!
(ご先祖様が守ってくれる手相)
私の左手、父の両手。
笑われるかもしれないけれど、私は、守ってもらっている実感があるから。
手術の立ち会いは、父と弟に任せることにしました。
でも、出かけるまでの間、家にいる時
ふいに怖くなった。
持病だってあるし、万が一のことがあったらどうしよう。
やっぱり、ただ待つだけでも立ち会えばよかった
今から行こうか…仕事ならともかく、サンプル録りだし…。
肉親を失うかもしれない不安に苛まれたのは
初めての経験でした。
(結局、家族全員揃っていないほうが、もし”万が一”になっても
母が執念で戻って来てくれるかも、という考えで自分を納得させたのでした)
手術は無事終了!
オトウトからメールをもらった時は嬉しかったです。
胃は70ccしか残らなかったけれど、全摘の可能性もあったので
少しでも残せてよかった。
心配して祈っていて下さったみなさん、ありがとうございます。
到来物のラ・フランス。きっとずっと忘れないね。