オペラ鑑賞してきました。何と初体験。
友人Mちゃんが誘ってくれたのです(アリガトウ!)。
『キャンディード』全2幕 英語上演・日本語字幕付
@Bunkamuraオーチャードホール。
プロデュース&指揮の佐渡裕さんは、ウエストサイドストーリーを作曲した
ことで有名なレナード・バーンスタインの最後のお弟子さんなのだそう。
ロバート・カーセンによる演出は、とても演劇的でした。
歌や歌唱法こそオペラだけれど、ミュージカルに近い印象です。
とびきりアメリカ的な。
でも、ソプラノの、高音の高みに上っていくような歌い上げは
”これぞオペラ!”って感じで、クセになるのがわかる気がした。
あんな風に歌えたら気持ち良さそう。拍手をせずにはいられない。
(もちろん、歌だけではなく芝居も含めてね)
小鳥のさえずりにも似て、生の喜びが溢れているような歌声です。
原爆の日だし、戦争の場面はちょっと複雑な気持ちになりましたが。
作品としては、風刺の効いた政治的・社会的な作品で
オペラデビューとしては異色だったのかも。
それにしても、休憩を挟むとはいえ3時間も演奏を続けるオケピの皆さんには感嘆。
英語上演なのに、あれ、どうやって舞台の芝居と合わせてるんだろうか?
あぁ、生の舞台って、素晴らしい!
直に伝わる空気があるもの。
終演後、Mちゃんにくっついて楽屋へもご挨拶に。
佐渡さん、気さくで、大きなエネルギーを感じる方でした。
世界を舞台に活躍する一流の人は、周囲に発散するパワーが違う。
それを近くで感じられて嬉しかったです。
奥様もチャーミングで素敵な方。クラシック畑の人に会うと
いつも感じることなのだけれど、品があって、謙虚で、余裕があるって
いうのかなぁ。憧れます。
楽屋へ向かう通路では、有名人と何人もすれ違いましたよ。
初体験は、いつもすてき。
ところで、今日一番驚いたのは、楽屋口で誰に会うのかと聞かれた
Mちゃんが、何のためらいもなく「マエストロに。」と口にしたこと!
”マエストロ”…この単語をさらりと普通の会話で使う人に
私は初めて会ったよ。。Mちゃん、さすがです。