続きの一日一絵本(#366〜372)

一年毎日書いていたから、
毎朝の習慣がぽっかりなくなった
最初の数日は、何だか妙に
そわそわしてしまいました。
一冊読んで書いたら、心が落ち着きました。

Twitterでお近づきになったみなさんが
温かいメッセージを寄せてくださって
とてもとても嬉しかったです。

これからも、楽しんで書こうと思います。
三日で一冊くらいのペースが良さそうです。

どうぞおつきあいくださいね。

続きの #一日一絵本
4/3〜4/22に読んだ絵本です。


#366『おじいちゃんとパン』
(たな パイ インターナショナル)

ぶっきらぼうなおじいちゃん。
向かいに座るちびすけ。
どれもこれも、めちゃめちゃ
おいしそうなトースト。
二人のこの時間をずっと見ていたくなります。
おじいちゃん、いい。シャツも。


#367『あかいかさ』
(ロバート・ブライト/ さく
しみず まさこ/ やく ほるぷ出版)

わたしの小さなあかいかさ。
急な雨に、いれてって
みんな次々やってきて。
集まる動物たちの愛らしいこと。
優しいタッチの絵とおはなしに
心がほぐれます。
ぽっと赤い色も好き。

小さなこの絵本に、ずっと心惹かれて
いました。読み終えて思い出したのは
初めての自分のかさ。
赤っぽいピンク色で、バンビちゃんの
絵のついた。かわいくて好きだったかさ。

なんとなく気になるものって、
懐かしい思い出や記憶と、無意識に
つながっているのかもしれませんね。


#368『エリック』
(ショーン・タン 岸本佐知子/ 訳
河出書房新社)

ぼくの家にやってきた交換留学生。
好奇心旺盛なエリック。
モノクロの絵が醸し出す空気が
とても好き。
エリックはどこから来たんだろう。
不思議で優しい”お国柄”。
あたたかい余韻が残る物語。


#369『カラフルなひとりごと』
(種村有希子 ほるぷ出版)

こころのなかの、おしゃべり。
あのこも、このこも。
小さな発見。つぶやき。
場面は隣りのあのこにフォーカスして
進む。カラフルなページが
自分の思い出とそっとつながります。
きっと誰も。

おふろのシーンに共感!
どのこもみんな愛おしいです。
色遣いと子どもたちの表情が
とても好き。


#370『なまえのないねこ』
(竹下文子/ 文 町田尚子/ 絵
小峰書店)

みんな なまえを もっている。
ぼくは、なまえのない ねこ。
ただの「ねこ」。
色鮮やかな絵。表情豊かなねこたちの中
「ねこ」の瞳が切ない。
ぼくが本当にほしかったのは。
大好きな一冊。

キャンバスの目の味わいも、
雨の日のブルーや、緑の色も、
「ねこ」の思いが滲んで溢れているようで。

今日みたいな雨の日に、この絵本と出合えて
よかったと思えました。


#371『いろいろバス』
(tupera tupera 大日本図書)

バスがやってきました。
同じ色のものが、おりて。のって。
ページをめくるたび、ふふふ。
私は、きいろいバスが好き。
バスが集まるしゅうてんの にぎやかさ。
乗客のチョイスが楽しくて
茶目っ気たっぷり。

ふいに懐かしく思い出したのは、
色おに。


#372『かえりみち』
(ブリッタ・テッケントラップ/ 作・絵
木坂 涼/ 訳 ひさかたチャイルド)

マジックアワーから夜へ。
ふたりのかえりみち。
ひとつひとつに立ち止まる
ちいさなハリネズミ。
一緒に過ごすおおきなハリネズミ。
静かに流れる時間に満ちる優しさ。

兄弟、親子、夫婦…
どれにも思えるハリネズミ。
穏やかであたたかい絵本です。
ふたりの時間はもちろん、
色も香りも音も風も光も。


Twitter @airimikaで
絵本ツイートをしています。