続きの一日一絵本(#502〜506)

続きの#一日一絵本
7/24〜9/8に読んだ絵本です。


#502『なつは ひるね』
(村上康成 フレーベル館)

オノマトペ、たくさん。
声に出して読むと、
ひとっとびで、なつのうみ。
ただそこに、からだをゆだねて。
くり返す、気持ちのいい音に癒やされます。
はじめて知る、生きものの名前、鳴き声。
なつは ひるね。


#503『今日にかぎって』
(樺島ざくろ/ 作 奥野哉子/ 絵
BL出版)

”かぎがない!”
そして、今日にかぎって……!!

「ぼく」の心の揺れがとてもリアル。
クラスメイトの男の子同士の会話が
魅力的です。
思いがけない経験で何かが変わる。
その瞬間が眩しい。


#504『しずかなこえ』
(トム・パーシヴァル/ 文
リチャード・ジョーンズ/ 絵
よしい かずみ/ 訳 化学同人)

”あの音は なに?”
ことりは、森のみんなに伝えます。
勇気をだして。

美しい色彩と動物たちの目が、
心から離れない。
ラストの言葉も、ずっと。


#505『ねこの いえで』
(高橋和枝 アリス館)

”ちーこが いなくなった。”

雨の日の風景、滲んだ暗い色が、
作者やちーこの不安と重なる。
大切な存在を失うかもしれない心細さ。
ちーこの柔らかい毛や体温まで感じる絵本。
あとがきの言葉にもじんとします。


#506『ギリギリオニギリーズ』
(玉田美知子 撮影/ キッチンミノル
白泉社)

見た目は違うけど、じつは おにぎり。
そんな「ギリギリおにぎり」を見つける
オーディション。
エントリーの面々と審査員のやり取りが
楽しくて!
この賑やかさ、大好き。


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絵本postをしています。